私は中学生の時、ソフトテニス部に入部しました。部員数は全学年合わせておよそ20人以上は在籍し、コートは1面と簡易的な小さなコートのみ…。
なかなかコート内で練習する時間が少なく、壁打ちや外周をすることもありました。どうしても友達と喋ってしまう時間が多くなり、ダラダラと過ごしてしまう時間ばかりに。
朝練は自主参加だったので、毎日朝練にいって1時間ほどコートでラリーをして上手くなろうとしました。最初はただ打っているだけで、緊張感もなかったのでなかなか上達せず…。
そのため、朝練や放課後練習の短い時間でも効率のある練習を考えました。練習内容に意味を持たせることによって、少ない時間でも技術を向上させることが可能です!
今回は楽しさもありつつ、ほどよい緊張感の中できるオススメな練習方法3つを紹介。少人数でもできるカンタンな練習方法なので、初心者の方でもすぐに実践することができます。
ぜひ練習内容で悩んでいる方は読んでみて下さい。
ソフトテニスの練習で少人数ならラリーで狙い撃ちをしよう
私がまだソフトテニスの初心者のころは、相手のコートに打球を打てても、浅くなったり深くなりすぎたりとコントロールが最悪でした。そのため、相手とのラリー回数も少なくなりすぐ終わって次の人に交代もしばしば。
上手い人は長くコートでラリーを続けているので、疲れていないのに休憩時間が多かったです。ラリーを続けるためには、自分の打つ力や感覚を掴まないといけません。そこで、ラリーを安定させられる練習を実践してみました。
回数をこなすことによって、だんだんとラリーを長時間続けられるようになりました。そんなソフトテニスで少人数でもオススメの練習法1つ目はこれ!!
クロス・ストレートラリー
お互いにラリーを続けることを意識しながら行いことがポイント。野球のキャッチボールをイメージしてみて下さい。相手に取りやすいところにボールを投げますよね。
相手にラリーが続けやすいコースに打つことに意識を集中
私は最初意識しすぎて、お互いにだんだんとネット近くまできていました。続けることは大切ですが、なるべく深いラリーを続けていくことがオススメ。時間ごとにクロスラリーだけでなくストレートでのラリーも練習してくださいね。
少人数であればたくさんコースを狙う時間があるので、試しましょう!
少人数なら効率よくサーブ&レシーブの練習ができる!
ソフトテニスの試合中でラリーを続けるためには、サーブとレシーブが重要です。弱い打球で始めてしまうと一瞬で決められます。相手に取らせづらい打球を打つことがポイント。
そんなソフトテニスの練習で少人数でもオススメの練習方法2つ目はこれ!!
サーブ&レシーブ
サーブ側とレシーブ側に分かれて、一定の量のサーブを打ったらサーブとレシーブを交代する練習方法です。
サーブ側はレシーブ側に取らせにくいサーブを狙い、レシーブ側は相手コートに入れることを意識
しかし、練習後の球拾いが大変ですよね。その対策として、コートの後ろにネットの設置や待機している人がネットにボールを打ったりしていました。
私の場合、人数が多かったので一斉にたくさんの強い打球がレシーブ側にくることもありました。
まるで矢が飛んでくる感じであったためぶつかり痛い目にあうことも…。少人数であればあるほど、内容のある効率の良い練習方法です。
目安はボールカゴ一杯分がなくなるまで続けていました。サーブの打ちすぎでケガをすることもあるので、無理は禁物。しっかりと鋭いサーブを狙っていきましょう!
レシーブ側も準備を忘れずに。
少人数なら試合形式の練習でどんどん試そう!
サーブやラリーの練習をしたら、あとはソフトテニスの試合で成果を発揮できるかになります。そのためには、試合に近い流れの中で練習することが大切。
ソフトテニスの練習で少人数でもオススメな練習方法3つ目はこれ!!
試合形式での練習
試合中はラリーやサーブなど、さまざまなシチュエーションに対応しないといけません。
少人数だと時間をかけて試合の流れに合わせた練習が可能
今まで行ってきた部分練習を総合的に試してみることを意識しましょう。考えて打球を打つことによって、より技術の向上を上げられます。
1点とったら交代して、待機中はチームのプレイを観察することもオススメ。外と中で見え方はとても違うので、視野を広げることにもつながります。練習のイメージは、今までの部分練習が基礎で試合形式が応用だと考えて下さい。
ラリーでは強い打球を打つだけでなく、前衛の頭を超えるロブや浅いコースなど試してみましょう。
ミスを気にしないことがポイントです。
私は、よく相手の前衛にスマッシュしやすいロブの提供や、狭いコースを無理やり狙ってみることもしました。あくまで練習なので、いろいろ試してみることが重要です。
緩急をつけたりして、自分なりの攻め方を見つけてみて下さいね。
少人数の練習は試合慣れにもつながっていく
部分練習や試合形式と少人数での練習方法はさまざまなアプローチ方法があります。しかし、ソフトテニスの公式戦になると気心知れたチームメイトではなく知らない相手と戦うことになります。
緊張のしすぎで練習でしたことがまったくできないことがありませんか?
私は大会の初戦は必ず緊張します。2~3ゲーム行うことによって本来の力を出せるようになっていました。トーナメント表を見るときは、試合が多くできるようシードでないことを祈るばかり。
試合で本来の力を引き出すためには、試合慣れすることも重要です。そのため、練習試合はとても大切。緊張感もあってとても経験になります。
私は中学2年生のころから練習試合が多くなり、行く前は憂鬱な気分になっていました。その日の練習試合の初戦は負けることが多かったです。でもだんだんと練習試合をこなしていくうちに勝てることが増えていきました。試合にも慣れていくことにもつながり、極度に緊張することも減少。
ソフトテニスの審判練習にもなるので、とてもよい練習です。練習試合ができる場合は、積極的に参加することをオススメします。少人数であればたくさんの試合を行うことができるでしょう。
ソフトテニスの練習では適度に休憩をはさみましょう…
ソフトテニスの技術を向上させるには練習が必要です。少人数だと練習もたくさんできますが、無理をしすぎると返ってケガのリスクを上げることになります。
各練習の合間に休憩を細かに挟むことがポイント
水分をしっかりとって、良い状態で練習することが大切です。例えば、各練習時間を30分に設定、試合形式であれば1ゲーム分行ったら1分休憩するなど少人数に合わせたルールを決めることがオススメ。
メリハリをつけて取り組むと、練習にも集中できて活気も継続できます。私は練習をしすぎて脱水症状や、一気に水分補給をして水筒の中が一瞬で空になるなど危ないことが多々ありました。
コート内練習以外にも、筋トレやランニングなど基礎体力をつける練習もあります。疲れた体には軽いランニングで整え、ストレッチや柔軟をすることもオススメ。休憩だけすると体が固まりやすくなるので、柔らかい状態を保ち続けましょう。
ケガに気を付けて、ソフトテニスのスキルアップをぜひ目指して下さい。
まとめ
- ラリー練習を通じて、狙ったコースに長く打ち続けられるよう意識して打つ
- サーブ側とレシーブ側に分かれて、効率よくサーブ&レシーブ練習を行う
- 試合形式の練習で、試合中の流れに合わせたラリーやボレーなどに挑戦してみる
- 練習試合を多くこなすことによって、試合慣れし本番でも十分に力を発揮できる
- 少人数の練習では適度に休憩をはさみ、ケガに気を付けてスキルアップを目指す
練習はただこなすのではなく、自分の中で考えながらプレイするとよりスキルアップできます。
練習で基礎を固めて、試合形式や練習試合で応用としてさまざまなアプローチをしてみましょう。相手の考えている戦略や上手い部分はマネすることもオススメ。プレイするだけでなく観察することも練習の一部になります。
スキルアップを通じて緊張感や試合慣れをして、公式戦でも余裕をもって挑戦することも可能。少人数であれば、集中して練習しやすい環境が整っています。
しかし、オーバーワークでケガをすることは気を付けて下さいね。水分補給もこまめにとるようにしましょう。技術を磨くことも大切ですが、体のメンテナンスも重要です。
今回の少人数でオススメな練習方法を参考にして頂き、みなさんのスキルが向上していく手助けになれば嬉しいです。